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2015年度理事長所信|2015年度公益社団法人加賀青年会議所

「人は一人では生きていけない」という言葉をよく耳にします。人間は社会を構成して生活する生き物であり、私たちが生きていく上で、社会との関わりは決して避けて通ることはできません。そして私たち人間の社会は、お互いが助け合うことにより成り立っています。

 私には大切な家族があります。私の何よりの願いは家族が幸せであることです。しかし、「私たち家族だけが幸せであればよい」「自分さえよければいい」という利己的な考えで毎日を過ごしているとすれば、その願いは決して叶わないでしょう。真に家族の幸せを願うのであれば、我々家族と関わる人は基より、現在を共に生きている人々の幸せを願うこと、即ち一人の人間として如何に社会に役立てるのかを常に考え行動していくことが大切であると考えます。
 人々が互いに助け合い関わりを持ちながら、より良い社会環境を創っていく。これこそが我々青年会議所が目指す「明るい豊かな社会の実現」につながっていくに違いありません。この加賀をより良い地域にするには、誰よりもこの地域を知り、この地域の未来を熱く語ることができる私たち加賀青年会議所メンバーが、自覚を持ち率先して行動を起こしていかなければなりません。私たち一人ひとりが、「明るい豊かな社会」を構成する一員であるからこそ、我々は常に自己修練や地域奉仕に励みながら、この加賀をより良い方向へと導いていくという気概を忘れてはいけません。

基本理念

 昨今、私たちを取り巻く環境はこれまでに無いぐらい大きな変化をしています。世界中がインターネットでつながり便利で快適な社会となりました。しかしその反面、ほんのちょっとしたことがきっかけで足元をすくわれ、環境が激変してしまうといった非常に不安定な社会になったとも言えます。こうした社会に生きる私たち青年に、今どのような行動が求められているのでしょうか。現在のように混沌とした時代だからこそ、己をしっかりと持ち、高い志を掲げ自ら行動していくという剛毅果敢(ごうきかかん)の精神が必要だと思います。また、青年会議所はJCIミッションにもあるように、青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できるチャンスを提供することを使命としています。私たちは常に地域が抱える課題を的確に把握しながら、より良い方向へと変化させていくことに挑戦し続けなければなりません。変化の激しいこの時代だからこそチャンスだと言えます。失敗を恐れず、新たな未来を創造することに邁進しましょう。挑戦なくして成功は決してありません。己を信じ、剛毅果敢に未来を切り拓いていきましょう。

基本方針

<加賀JC未来構想 「まんなかが!」>
 公益社団法人加賀青年会議所は昨年、創立50周年という節目の年を迎える事ができました。本年度は、50周年式典にて発表した、加賀JC未来構想「まんなかが!」を胸に新たなる一歩を踏み出す年になります。
 私たちが生活している加賀には、長い歴史の中で培われ人々に受け継がれてきた伝統や文化、食、産業など地域のブランドを構成する要素が多岐にわたり存在します。それらを活用し、地域の活性化につなげていく余地はまだまだあり、他の地域と異なる個性を持った発展ができる可能性をまだまだ秘めていると言えます。そしてそれらの点在するブランドや人、団体をつなぐことによって加賀ブランドが生まれると考えます。
 加賀の未来を創造する上で住民一人ひとりが、加賀のあるべき姿を思い描き、主権者として未来を考え、責任を持って判断していかなければなりません。特に自らの手でこれからの未来を切り開いていく私たち青年が、自らの未来に受身ではなく、主体的に未来を考え、積極的にまちづくりに参画していかなければなりません。また世代間をつなぐことにより双方が関心を持ち理解を図ることで、バランスの良い加賀を創造することが出来ると考えます。人や地域、組織をつなぐ。私たちは青年らしい感性と行動力を持ってその架け橋とならなければいけないと考えます。
 私たち青年が、世代や地域、団体の真ん中にたち、人と人、地域と地域、団体と団体をつなぎ、“個性的な魅力が溢れ、未来に希望を持てるまち”を創造していきます。

<JCI世界会議金沢大会>
 11月にJCI世界会議が金沢の地で開催されます。この世界会議は、日本全国はもとより、世界各国からも多くのメンバーが参加し、開催地である金沢市をはじめ、県内にもたらす影響は非常に大きいと思います。この世界会議が加賀の魅力を日本全国やアジア、そして世界に対して発信するチャンスと捉えて、加賀の明るい豊かな未来のために、副主幹LOMという立場以上に、積極的に取り組んでいきます。

人財育成委員会
 現代社会はマニュアル化によって『指示されたこと・決められたこと』だけを確実にこなせば良いという人が増え、創造性が乏しくなってきているように感じます。しかしこれからの時代には効率だけでは捉えられない個別的な価値、個性といったものも求められてきています。
 統一事業では子どもたちが加賀のめぐみを通して多くの人と出逢い、その出逢いの中から将来の夢、希望を描き、新しい未来を創っていく「創造する力」を育んでもらう事業を構築して頂きたいと思います。

会員アカデミー委員会
 私たちは、地域の未来を担う経済人です。これからの地域経済がより発展していくために、私たちに必要な能力は何かを考え、学ぶ必要があると思います。私たちの成長が地域や会社の成長につながり、そして家族の幸せにつながると考えます。
 青少年の継続事業である、加賀郷土かるた取り大会やわんぱく相撲では先輩たちが築いてこられた歴史に感謝し、目的を継続して頂き、子どもたちの思い出に残る事業にして頂きたいと思います。

まちづくり委員会
 日本の人口が減少に向かう時代、加賀も例外ではありません。それと共に伝統産業、地域産業の衰退が県外資本を呼び、加賀の個性が薄れてきています。個性がなくなれば、魅力を感じることができず、交流人口は減少していきます。その結果、伝統産業、地域産業はますます衰退していくばかりとなります。この悪循環を断ち切らなければ未来への希望は遠のいて行くと考えます。
 私たちがすべきことは、加賀の現状を客観的にとらえ、個性を見つめ直し、加賀ブランドを確立していくことだと考えます。そのためにも私たちが固定概念にとらわれることなく、加賀の人々や他団体との連携・協力を図り地域の中心になっていく必要があります。
 地域活性化事業では、地域の個性や魅力をあらためて掘り下げ、地域を活性化できる事業を構築して頂きたいと思います。

交流委員会
 加賀市の活性化のためには多くの人の力が必要です。しかし現在の厳しい社会情勢から“志を同じうする仲間”が年々減少してきています。この混沌とした時代だからこそ、地域の今後を担うべき人財確保が急務であると考えます。
 最重要課題である会員拡大では、青年会議所の魅力と存在意義を十分に発信し、メンバー全員を巻き込んだ手法によって、会員の増大に努めて頂きたいと思います。
 また各種交流事業では、メンバー間のつながり、先輩諸兄姉とのつながり、そして家族とのつながりを育める事業を構築して頂きたいと思います。

事務局
 組織の中枢を担う事務局には、定例会・理事会をはじめとする各会議において、規律ある運営を心掛けて頂きたいと思います。定例会は月に一度、全てのメンバーが一堂に会し、交流や情報交換が出来る貴重な場です。組織内の連携をより密にして様々な情報をメンバー全員が共有出来るようにし、互いに気遣いあえる、愛のある運営を心掛けて頂きたいと思います。     
 広報では公益社団法人加賀青年会議所の魅力を伝えるべく、正確な情報開示を提供して頂きたいと思います。

財政特別理事
 事業の費用は、メンバーの会費で成り立っています。1円も無駄にすることなく効果的に使われるように管理して頂きたいと思います。
 スタートして4年目を迎える公益社団法人の組織として、ルールを守って運営して頂きたいと思いますし、メンバーへの情報周知、委員会への財務面からのサポートをして頂きたいと思います。

 

最後に
千里の道も一歩から
 どんなに大きな仕事や目標であっても身近なことからこつこつと始め、その積み重ねた努力が、やがて実を結ぶという教えです。たとえどんな困難が待っていたとしても、未来への可能性を信じて一歩一歩、強く前進していこう。